首・腰の痛みに対するリハビリ

岡崎は立ち仕事や下を向く仕事が多いためか、首、腰の痛みを訴える方が多いように感じます。現にかけい整形外科にかかる患者さまランキング上位は首腰痛です。
では、なぜ人は首腰の痛みを出しやすいのでしょうか?
これはきっと人間はもともと四つ足動物であったことからでしょう。人間の二足歩行にもかかわらず、背骨は変わらず四つ足動物のままなのです。つまり縦に対する重力に耐えられる背骨ではないにもかかわらず、そのような生活様式をしてしまっていることによる所以でしょう。人間は誰でも首腰を痛める可能性を秘めているということになります。
では、これを予防する方法はあるのでしょうか?
答えはあります。治療の部分につながるところですがストレッチやマッサージ、筋膜リリースで日々メンテナンスすることです。 ここからは首腰の痛みの大きな原因と当院のリハビリでの対処について説明していきます。
まずヘルニアや骨の変形などの器質的要素があるかないかで大きく変わります。

器質的要素がある場合

椎間板ヘルニアや背骨の変形(変形性脊椎症、脊柱管狭窄症など)がある場合は炎症があるケースが多く、まずそれを収める必要性があります。投薬に加え、血流をよくしていくための軽いストレッチ・マッサージからスタートします。この時、タバコなど血流を悪化させる外的要因がある場合は痛みが長引いてしまったり、投薬の利きが悪くなることがありますので注意が必要です。
炎症が収まり、痛みが軽減してきたら再発予防のためのストレッチ、筋膜リリースを行っていきます。器質的要素がある場合は再発しやすいというのが特徴です。しっかり再発予防していきましょう。

器質的要素がない場合

これは多くの場合、不良姿勢(スマホの見過ぎ、立ち仕事など)や筋肉の硬さが原因となっております。一般的には筋膜腰痛を言われるものです。
これら痛みに対してはストレッチ、マッサージが著効します。ストレッチを継続していけば予防もできます。自宅でのストレッチを加えながらリハビリを進めていきます。

いずれの症状にせよ、首腰の痛みは投薬+運動療法が基本となります。それぞれの患者様の症状に合わせてリハビリを進めてまいります。